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【症例解説】左右差のある輪郭を整え、自然で美しいフェイスラインへ― 右アーチインフラクチャー&オトガイ形成術症例 ―
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【症例解説】左右差のある輪郭を整え、自然で美しいフェイスラインへ― 右アーチインフラクチャー&オトガイ形成術症例 ―

✨ご相談内容

今回ご紹介するのは、20代女性の患者様です。
もともとお顔の左右差にお悩みで、特に次の2点を希望されていました。

  1. 右頬の張り出しを改善したい
  2. 顔面の左右非対称を少しでも改善したい

🩺診察と治療プラン

患者様は、Hemifacial microsomia(第一・第二鰓弓症候群)に対して、過去に左側の耳介〜下顎にかけて形成外科的な手術を受けられていました。この疾患では、片側の顔面に低形成が生じるため、

  • 正常側が相対的に張り出して見える
  • 患側のみの治療では中心軸のズレが残る

といった特徴があります。
形成外科の保険診療では「機能改善」が中心となるため、見た目の左右差や輪郭バランスの調整には限界があるのが現実です。そこで今回は、美容外科的アプローチを組み合わせ、より自然で整った輪郭を目指すことになりました。
治療プランは以下の2つです。

  • 右アーチインフラクチャー(右頬骨弓の内側移動)
  • オトガイ形成術(顎先の骨切り+前方移動+正中化+回転)

💉施術内容

右アーチインフラクチャー

右側の頬骨弓を骨切りし、外側への張り出しを内側へ移動させる施術です。
これにより、下記のような効果が期待できます。

  • 顔幅がスリムに
  • 左右差が軽減
  • 正面から見た印象がコンパクトに

オトガイ形成術

顎先の骨を切り、長さの調整・前後方向の位置調整・顎先の正中化・形態の改善(尖らせる・丸みを出す)などを行う施術です。

今回は、

  • 顎先を短くする(骨切り)
  • 前方へ適度に移動させる(前方移動)
  • 中心軸を整え、右に回転させる(正中化+回転)

ことで、下顔面のバランスを整えました。

📸ビフォーアフター

  • Before:右頬の張り出しが強く、顎先が左に寄って見える
  • After:顔幅がスッキリし、顎先が中心に整い、左右差が改善したことで自然で美しい輪郭に

🔍術後の変化

術後は、以下のような変化が見られました。

  • 右頬の余白が減り、顔幅がスリムに
  • 顎先が中心に整い、左右差が改善
  • 顎先が前方へ移動し、立体的で自然なラインに

患者様からも、「左右差が自然に整って嬉しい」と喜びのお声をいただきました。

🍃ダウンタイム・リスク

出血、内出血、血腫、感染、創部離開、左右差、皮膚のたるみ、神経障害など

👨‍⚕️担当医コメント

今回の症例は、形成外科的な背景を持つ輪郭の左右差に対して、美容外科のアプローチを組み合わせて改善したケースです。
Hemifacial microsomia のような片側性の低形成がある場合、患側だけを治療しても中心軸のズレが残り、正常側が相対的に張り出して見えてしまいます。
そのため、左右のバランスを整えるためには正常側へのアプローチが必要となり、ここから先は美容外科の領域になります。

今回の患者様には、右アーチインフラクチャーとオトガイ形成術を組み合わせることで、より自然で美しい輪郭に仕上がりました。“形成外科でカバーできない部分を、美容外科の技術で丁寧に補う”まさにそのようなアプローチが必要な症例でした。

今回の症例のように、形成外科的な解剖学的理解と、美容外科的な審美性の追求を統合した視点から、複合的かつ合理的な手術プランニングを行い、確実に実行できる点を強みとしています。機能再建と審美改善の両立を前提としたアプローチが可能です。

📩まずはお気軽にご相談ください

輪郭のお悩みは、骨格・筋肉・脂肪のバランスを見極めることが重要です。
当院では、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療をご提案しています。
カウンセリングのみでもお気軽にお越しください。

詳細はこちら:kimiclinic

著者

志藤 宏計(KIMI CLINIC 院長/形成外科・頭蓋顎顔面外科専門医)

2007年新潟大学卒業後、慶應義塾大学形成外科にて専門研修を開始。顔面外傷・小児奇形・乳房再建などの形成外科診療のほか、美容外科では骨切り術、鼻整形、加齢性変化への外科的アプローチを多数経験。
イギリス・オックスフォード大学やバーミンガム小児病院での海外研修も含め、国内外で最新の医療技術を習得。形成外科的な正確さと審美的な感性を融合し、KIMI CLINICで質の高い医療を実現している。

資格・所属学会

日本形成外科学会 認定専門医

日本頭蓋顎顔面外科学会 認定専門医

日本形成外科学会 小児形成外科分野 指導医

日本美容外科学会(JSAPS) 正会員

日本マイクロサージャリー学会 会員

日本オンコプラスティックサージャリー学会 会員

日本口蓋裂学会

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