糸リフトとは?
糸リフトは、体内に吸収される特殊な糸を皮下に挿入し、メスを使うことなく、頬や口角・フェイスラインなどのたるみを改善する治療法です。糸には細かいトゲやコグ、メッシュ構造等がつけられており、これにより引き上げた皮膚を固定、維持する働きがあります。
また、糸を挿入することで自然治癒力が働き、糸の周囲にコラーゲンやヒアルロン酸が増生されることで、肌のハリツヤをアップさせる美肌効果も期待できます。
素材には、PCL(ポリカプロラクトン、持続期間24~36か月)、PDO(ボリデオキサノン、持続期間12~18か月)、PLA(ポリ乳酸、持続期間18~24か月)等の種類があり、それぞの長所を利用して、当院では組み合わせて使用することもあります。
メリット
- 手術時間が短い
- 多くの場合、20分以内に手術が完了します。
- 回復期間が早い
- 手術後の腫れや痛みが少なく、施術後すぐに日常生活に戻ることが可能です。
- ダウンタイムが最小限
- 切開手術に比べて、ダウンタイムが非常に短く、社会生活や仕事への影響を最小限に抑えられます。
- 切らない手術
- 糸だけで施術するので、痛みも少なく傷跡が残りにくいです。
デメリット
- 限定されたリフトアップ効果
- 切開や皮膚切除を必要としない分、重度のたるみには限定的な効果しか期待できないことがあります。
- 効果の持続期間
- 一般的に、リフトアップ効果は徐々に下降していきますので、効果の維持には繰り返し行う必要があります。強い効果や相乗効果を求める場合は、最低半年に1度程度の繰り返しや、ヒアルロン酸の注入等を組み合わせたり、その他のリフトアップ治療を追加することもおすすめします。
- その他の合併症の可能性
- 糸に対するアレルギー反応、左右差、凹凸、内出血、感染、血腫、しこり、ひきつれ 等
糸リフトはこのような方に向いています
- 自然な若返り効果を求め、手術のリスクを最小限に抑えたい方
- 最小限のダウンタイムで若返り効果を求める方
- 軽度から中等度のたるみに対するリフトアップをしたい方
- 切開系のリフトアップに抵抗がある方