鼻整形を検討している方へ
顔の中心に位置し、見た目の印象を大きく左右する「鼻」。そのバランスや形によって、顔全体の印象が変わるため、近年では鼻整形を希望される方が増加しています。
「もう少し鼻を高くしたい」「丸い鼻先をすっきりさせたい」などのご希望を持つ方にとって、鼻整形は理想の自分に近づく手段のひとつです。
KIMI CLINICでは、形成外科専門医として15年以上の経験を持つ院長が、初診のカウンセリングから施術、アフターケアまでを一貫して担当いたします。患者さま一人ひとりの骨格やご希望に合わせて、最も適した施術をご提案しております。
本記事では、鼻整形手術の種類や各施術の特徴、実際の手術の流れ、術後のケア、そして費用の目安までを、専門医の視点から丁寧にご紹介します。鼻整形に不安や疑問を感じている方のために、安心して施術を受けられるような情報を網羅しています。

鼻整形の種類とその特徴
■ 隆鼻術(鼻を高くする手術)
隆鼻術は、プロテーゼ(人工軟骨)または自家組織(耳介軟骨など)を用いて鼻筋を通し、高さを出す施術です。
プロテーゼは加工性に優れ、短時間でしっかりと鼻筋を形成できます。一方で、自分自身の軟骨を移植する「自家組織移植」はより自然な仕上がりを求める方におすすめです。異物を使わないため、アレルギーの心配が少なく、より体になじみやすいという利点があります。
■ 鼻尖形成術(鼻先を整える手術)
鼻尖形成術は、丸みのある鼻先をシャープにしたり、低い鼻先を持ち上げたりする施術です。
鼻全体のバランスを整えるうえで重要な手術であり、隆鼻術と併用することで、より理想的なラインを形成することが可能になります。細やかな形の調整が必要となるため、医師の経験と技術力が問われます。
■ 小鼻縮小術(小鼻の横幅を狭める手術)
小鼻の広がりが気になる方には、小鼻縮小術が適しています。切開の方法は大きく分けて3つあり、鼻の内側から行う「内側法」、外側から切開する「外側法」、そして両方を併用する「内外側法」があります。
患者さまの鼻の形や希望に応じて最適な方法を選び、自然な仕上がりを目指します。
■ 鼻中隔湾曲症の矯正手術
鼻中隔が湾曲していると、鼻の見た目だけでなく呼吸にも悪影響を及ぼす場合があります。
この手術では鼻中隔の歪みを整え、外見の改善と同時に機能的な問題も解消します。重度の湾曲や呼吸障害を伴うケースでは、健康保険が適用されることもあります。
美容目的だけでなく、機能性も重視したい方にとって非常に有効な手術です。
初診から手術決定までの流れ
1. カウンセリング(初診)
最初のステップは、カウンセリングです。ここでは、患者さまがどのような理想像を持っているのか、どのような悩みを抱えているのかを詳細に伺います。
医師は、顔全体のバランスや骨格、皮膚の状態を総合的に評価し、希望と現実のバランスをとりながら、医学的に適切な施術を提案します。
\ここが重要!/ ご自身の理想と、医学的に実現可能なことをすり合わせることが、満足のいく結果を得るための第一歩です。
2. 検査と診断
施術の安全性を確保するために、CT検査や内視鏡を用いた鼻内部の構造確認を行います。
また、アレルギーの有無や既往歴の有無についても確認し、リスクを最小限に抑えられるように準備を進めます。
3. 手術内容の最終決定と説明
検査結果をもとに、具体的な施術方法を決定します。その際には、リスクやダウンタイム、費用の詳細についても説明を受けます。
疑問点や不安な点があれば、遠慮せずに質問しましょう。納得して手術に臨むことが、成功への鍵となります。
手術当日の流れと麻酔について
■ 手術前の準備
手術の前日は、静脈麻酔や全身麻酔を使用する場合は夜から絶食となります。安全に施術を行うために、医師の指示に従ってください。
当日はノーメイク、装飾品を外した状態で来院いただき、楽な服装を心がけましょう。術後すぐの運転は避ける必要があるため、可能であれば送迎をご手配いただくことをおすすめします。
■ 麻酔の種類
鼻整形では、施術内容によって麻酔の方法が異なります。
- 局所麻酔+静脈内鎮静法:軽度の施術や短時間で完了する手術に適しています。うたた寝のような状態で手術が進み、術中の痛みはほとんどありません。
- 全身麻酔:長時間に及ぶ手術や複雑な処置を伴う場合に使用されます。麻酔専門医がモニタリングを行い、安全性を確保します。
■ 手術中の流れ
手術の所要時間は施術の種類により異なりますが、おおよそ30分〜4時間程度とされています。
手術が終わったら、回復室で安静に過ごし、医師の確認を経て帰宅となります。術後の注意点や過ごし方については、医師やスタッフから詳しい説明があります。
術後の経過とケア
鼻整形手術が無事に終わった後も、理想の仕上がりを目指すには、適切な術後ケアと経過観察が欠かせません。ここでは、手術直後から数か月後までの主な経過と、それぞれの時期に必要なケアについて詳しく解説します。
◆ 術直後〜1週間
手術が終わった直後は、腫れや内出血、鈍い痛み、むくみなどが出やすい時期です。これらの症状は手術による組織の炎症反応であり、通常の経過とされています。
- 冷却が最優先:術後の48時間は、氷嚢や保冷ジェルなどを使って患部を優しく冷やしましょう。
- ギプス・テーピング:鼻の形を安定させるために、5〜7日間はギプスやテープでの固定が必要です。水に濡らさないよう注意が必要です。
- 生活の注意点:洗顔や入浴は医師の指示に従い、鼻に強い刺激が加わらないよう配慮を。外出は極力控え、安静を心がけてください。
◆ 術後1週間〜1ヶ月
この時期になると、目立つ腫れや内出血は徐々に引いていきます。ただし、まだ完全には落ち着いていないため、無理をしないことが大切です。
- ギプス除去:1週間前後でギプスが外され、鼻の形がある程度確認できるようになります。
- 仕事復帰の目安:デスクワークなど軽い業務であれば、手術後1〜2週間で復帰可能な方が多いです。
- 控えるべき行動:激しい運動、サウナ、長時間の入浴、飲酒などは、血流を促進し腫れを悪化させる可能性があるため控えてください。
◆ 術後1ヶ月〜3ヶ月
外見上の腫れがほとんど落ち着き、周囲の人に気づかれにくくなる時期です。
- マスク着用での外出:マスクで鼻を強く圧迫しないよう、立体マスクなどを選ぶと安心です。
- メイクやスキンケア:鼻周囲の皮膚に関しても、摩擦の少ない方法でケアを行いましょう。
- 経過チェック:この時期に、仕上がりを確認するための診察が行われることがあります。
◆ 術後3ヶ月〜6ヶ月
仕上がりがほぼ完成形に近づき、違和感も大きく減ってくる時期です。腫れの引きが遅めの方でも、6ヶ月を目処に自然な形になります。
- 仕上がりの確認:最終的なラインや左右のバランスを確認し、必要に応じて微調整や追加の処置が検討されることもあります。
- スポーツや旅行:通常の生活に戻れる方がほとんどですが、コンタクトスポーツなど鼻を強く打つ可能性がある活動には引き続き注意が必要です。
◆ 定期検診の重要性
KIMI CLINICでは、術後の経過を丁寧に確認するため、適切なタイミングで定期診察を推奨しています。
どんなに小さな違和感でも、気になることがあれば我慢せずにご相談ください。早期対応により、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能になります。
鼻整形の費用と保険について
◆ 施術費用の目安
- 隆鼻術:20〜40万円
- 鼻尖形成術・小鼻縮小術との併用:50〜100万円
※金額はあくまで目安であり、施術内容や施設によって異なります。
◆ 保険適用となるケース
鼻中隔湾曲症などによる呼吸障害の改善を目的とした施術は、健康保険が適用される場合があります。適用条件については、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。
◆ お支払い方法
KIMI CLINICでは、クレジットカード決済・モバイル決済や医療ローンによる分割払いにも対応しております。費用に関して不安がある場合は、お気軽にご相談ください。
まとめ:信頼と準備が理想の仕上がりにつながる
鼻整形は外見の変化だけでなく、心の充実や自信の回復にもつながる大切な選択です。
- 医師との丁寧なコミュニケーション
- 現実的かつ前向きな目標設定
- 術後のセルフケアの徹底
- 中長期的な視点での経過観察
これらすべてが、満足のいく結果を得るための重要なポイントです。
KIMI CLINICでは、鼻整形に関するあらゆる疑問や不安にお応えしながら、患者さまにとって最適な施術をご提案いたします。
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