Feature
「顎先にコンプレックスがある」
「オトガイ形成術にはどんな効果とリスクがあるの?」
このように、現在オトガイ形成術について気になっていませんか?
オトガイ形成術は顎先の形を整える美容整形です。 前に突出した顎先を引っ込めたり、短い顎先を前に出したりすることで、美しい横顔を目指すことができます。
ちらの記事では、オトガイ形成術の手術内容やメリット・デメリット、ダウンタイム、手術のリスク、料金について解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
オトガイ形成術とは?
顎のバランスやしゃくれなどを改善
オトガイ骨切り術|顎骨の先端部を切除
オトガイ骨切り術は、顎の先端部分の骨を切除して顎先の形を整える手術です。 主に横幅が広い顎先をシャープにしたり、突出した顎先を改善したりすることができます。
手術方法は複数ありますが、水平切りやホームベース型の骨切り、もしくはT字骨切りといった術式を行うケースが多いです。
水平切りとは顎先の骨を水平に切って移動させ、段差部分を削り取ってプレートで固定する方法です。 顎の長さを短くしたい場合は先端を残してその上を切り落とし、上方移動する、「中抜き」をします。
また、顎が引っ込んでいる(後退している)場合、「水平骨切り前方移動」とよばれる、先端の骨を前方に移動する手術を行います。
ホームベース型の骨切りやT字骨切りとは、切り離した骨を移動させ、プレートで固定する方法のことです。 V字型のほっそりした顎先を作る場合に行います。
オトガイ骨切り術は、患者さまの顎先の長さや幅、前後の位置などによって適応が異なり、症例によってこれらの方法を併用することもあります。
顎プロテーゼ|インプラントを挿入してオトガイを前に出す
顎プロテーゼとは、「プロテーゼ(=インプラント)」とよばれる異物を挿入して顎先を前に出す手術です。 顎先が少し前に出ることで、Eラインのバランスがよくなり、美しいフェイスラインを目指すことができます。
顎プロテーゼは口腔内を2〜3cm切開して、そこからプロテーゼを挿入するため、傷跡が目立ちにくく、腫れなどのダウンタイムが少ないのが特徴です。 さらに、顎の形に合わせたプロテーゼを挿入するため自然な仕上がりになります。
プロテーゼに使用する素材は主にシリコン製の人工軟骨です。 人工軟骨は、人工関節などの手術にも用いられている素材で、変形や変質もしないため体内に挿入しても人体への悪影響は考えられません。
また、ヒアルロン酸を注入するオトガイ形成術とは異なり、プロテーゼは体内に吸収されないため、一度手術すればいつまでも術後の状態を維持することができます。
オトガイ形成術の
メリット・デメリット
オトガイ形成術のメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット
- 美しいフェイスラインやEラインになる
- 術後の状態をいつまでも維持できる
デメリット
- ダウンタイムがある
- 皮膚のたるみが現れることがある
オトガイ形成術を受けることで、美しい顔貌を目指すことが可能で、術後に骨やプロテーゼが変形することもないためいつまでも術後の状態を維持できます。
一方で、顔が腫れるなどのダウンタイムがあるため、術後すぐはマスクなしでは人前に出にくいのがデメリットです。
オトガイ形成術後は
たるみが発生する?
オトガイ形成術を受けた後、たるみが発生することがあります。
前に突き出した顎先の骨を切除すると、骨が小さくなる分皮膚の面積も小さくなり、皮膚が余ることがたるみの原因です。 そのほか、顎先の裏にある筋肉「顎二腹筋(がくにふくきん)」や「顎舌骨筋(がくぜっこつきん)」を切り離すことで、稀にたるみができることがあります。
たるみが発生した場合は、フェイスリフトやペリカン手術、脂肪吸引、HIFU等の施術でたるみを改善することが可能です。 KIMI CLINICは、傷口が目立たず、しっかりした効果が期待できる「フェイスリフトSMAS法」に対応しています。
以下の記事では、SMAS法の効果やダウンタイムについて解説しているので、あわせてご覧ください。
オトガイ形成の手術方法
オトガイ形成(オトガイ骨切り術)の手術内容は次のとおりです。
- 全身麻酔
- 手術中の痛みを防ぎ、手術を安全に行うため全身麻酔を行います。
- 切開
- 左右の犬歯近くの粘膜を切開します。その後、下唇を動かす筋肉「下唇下制筋(かしんかせいきん)」と「オトガイ筋」を切開し、顎先の骨(オトガイ部)を剥離・露出させます。
- デザイン
- 事前の検査で行ったシミュレーションをもとに、骨切り線をオトガイ部に描記します。
- 骨切り
- デザインに従って骨切りします。骨切りの際は、左右対称で自然な仕上がりになるよう、また下顎にあるオトガイ神経を損傷しないよう慎重に行います。
- プレート固定
- 分離した骨片をプレートで固定します。
- 縫合・完了
- 切開した場所を縫合して閉創します。
KIMI CLINICは、より正確で安全な手術を行うために、CT撮影、3D模型によるシミュレーションを行っています。 これにより顎の形や神経の通る位置が確認でき、術後の顎先の形をシミュレーションすることが可能です。
また、オトガイ形成術の術式には、水平切りやホームベース型の骨切り、T字骨切りなどがあるため、手術の細かい内容は術式により異なります。
手術方法について詳細を知りたい方は、ぜひ一度当院へご相談にいらしてください。
オトガイ形成術の
ダウンタイム・アフターケア
オトガイ形成術(オトガイ骨切り術)の術後は、ダウンタイムとして患部の腫れが発生します。
個人差はありますが、腫れのピークは術後48時間ほどで、その後徐々に回復していきます。 2〜4週間経つとあまり目立たない程度まで回復し、腫れがひいて皮膚が引き締まるのは術後3〜6カ月が目安です。
また、術後すぐは安静に過ごすことが大切です。
身体への負担を減らすため、術後1週間は飲酒を控えていただきます。 食事はできる限りやわらかいものを選び、痛みを感じない範囲で徐々に通常の食事に戻していく必要があります。
そのほか、口腔内のケアをしっかり行い、術後1カ月程度は激しい運動をしないように注意してください。
オトガイ形成術のリスクは?
合併症・後遺症の可能性
オトガイ形成術(オトガイ骨切り術)のリスクとして、以下のような症状があげられます。
- 内出血
- 血腫
- 発熱
- 疼痛(とうつう)
- 口唇・下顎の痺れや麻痺、知覚障害
- 開口障害
- 不自然な仕上がり
また、合併症として稀に術後感染やプレートのアレルギー、露出、神経麻痺などが起こる可能性があります。
万が一、これらの症状がある場合は適切な処置や再手術が必要です。
顎プロテーゼのダウンタイムは?
施術概要を紹介
顎プロテーゼ(オトガイ形成術の一種)のダウンタイムや術後の経過は次のとおりです。
ダウンタイム
- 腫れや痛み、内出血など(約1〜3週間)
- 顎の異物感は徐々になくなります
術後の過ごし方
- シャワーは術後3日目以降から
- 入浴は術後1週間以降から
- 洗髪は術後3日以降から
- メイクは翌日から(口元以外)
- 禁酒は1週間
- 歯の治療やうつ伏せ、激しい運動は1カ月間は控えてください
- 術後数日~2週間程度、食事はやわらかいものを選んでください
※個人差があります
顎プロテーゼの手術は局所麻酔を使用するため、手術中に痛みはほとんどありません。 術後に痛みを少し感じることがありますが、痛み止めを処方するとともに、痛みは1週間程度で落ち着いていきます。
KIMI CLINICは
一人ひとりに合わせた
手術を提案します
顎先の状態や悩みは人それぞれ違い、適した手術も異なります。
KIMI CLINICは、患者さまが手術の失敗を防止するとともに患者さまが後悔しない手術を提供できるよう、一人ひとりに合わせた手術を提案いたします。
患者さまのお悩みや希望をお伺いしたうえで、手術を開始する前の検査でCT撮影を行い診断し、患者さまのお悩みや希望をお伺いしたうえで手術計画を立てます。
オトガイ形成術の効果やメリットだけではなく、リスクについてしっかり解説しますので、わからないことや不安なことがあれば何でもご質問ください。
ご希望の方には、下顎骨形成(エラ削りの手術)も行う「Vライン形成」も可能です。 オトガイ形成術を検討している方、顎先でお悩みの方は、まずは一度当院へご相談ください。
オトガイ形成術がおすすめな人
以下に当てはまる方は、オトガイ形成術をおすすめします。
- 顎にコンプレックスがある
- 美しい横顔、Eラインに憧れている
- 前に突出した顎先を短くしたい
- 「顎がない」「顎が長い」と言われるのがつらい
- 正面から見て顎が大きく強調されて見える
オトガイ形成術の費用
KIMI CLINICのオトガイ形成術の費用は、料金表をご覧ください。
オトガイ形成術に関する
よくある質問
- オトガイ形成術は保険適用で受けられますか?
- 原則、オトガイ形成術は保険適用の範囲外なので、手術費用は全額自己負担です。
- 術後のプレートは除去したほうがいいですか?
- 症例によりますが、オトガイ骨切り術はチタンプレートで顎先の骨を固定します。
骨を固定した後のプレート除去は必須ではありませんが、プレートの除去を希望される患者さまは、なるべく術後2年以内に行う必要があります。
プレートを埋め込んだ状態による弊害はほとんどありません。ただし、感染症を引き起こした場合は速やかにプレートを除去する必要があります。 - オトガイ形成術に痛みはありますか?
- オトガイ骨切り術の手術中は、基本的に全身麻酔を行うため痛みはほとんど感じられません。
また、術後は鈍痛程度の痛みを感じる場合があります。個人差はありますが、2週間ほどで痛みが徐々にひいていきます。
まとめ
オトガイ形成術は、顎先を整える美容整形手術です。 顎先の骨を切ったり移動したりする「オトガイ骨切り手術」と顎先を前に出す「顎プロテーゼ」の大きく2種類の術式があります。
オトガイ形成術を受けることで、輪郭を整えたりきれいなEラインを作ったりすることが可能です。
顎にコンプレックスをお持ちの方や美しい横顔に憧れているという方は、ぜひ一度KIMI CLINICへご相談にいらしてください。 患者さまの顎先の状態やご希望、お悩みなどをお聞きして、一人ひとりに合った手術をご提案させていただきます。