「アクアフィリング除去 × シリコンバック豊胸」の術前・術後比較
症例画像
施術の内容
アクアフィリング除去:乳房に注入された液状異物(アクアフィリング)を除去し、丁寧に洗浄します。
シリコンバック豊胸:Motiva エルゴノミクス2 左180cc、右225cc 使用。
手術は、乳房下縁切開・デュアルプレーン法で行っています。
| リスク・副作用 | 出血、感染、創部離開、位置のずれ、左右差、神経障害など |
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施術医師
志藤院長




過去に他院で、「アクアフィリング」という、溶けない液状異物による豊胸を行われた方です。最近になって痛みが出ることがあり、また形が変わってきたためアクアフィリングを除去し、同時にシリコンバックに入れ替えたいとのご要望でした。
同時手術は、アクアフィリングによる感染が生じていないことがはっきりしていれば可能ですが、アクアフィリングが除去しきれない、術後感染の確率が上がる、などのリスクを加味して必要であれば2段階に分けて行う必要があります。
この方は明らかな感染は認めなかったため、同時手術としました。
アクアフィリングは過去に一時期はやっていたこともありますが、徐々に乳房とかけ離れた場所に移動したり、感染をおこしたりと問題が多々生じたこともあり、豊胸の材料として現在使用されることはありません。
シリコンバックは乳癌術後の再建に使用されるなど、安全性は高い材料になります。
この方は、左右の元々の乳腺の大きさが違うため、やや左右で差をつけたサイズを挿入しています。