鼻孔縁(びこうえん)の形は、
正面から見たときの「鼻の穴の見え方」「顔全体のバランス」に大きく影響します。
特に、
【鼻孔縁が上がっている】
【鼻孔縁が下がりすぎている】
【左右差(非対称)がある】
このような状態では、鼻の穴が強調されて見えたりすることで、「なんとなく鼻が気になる」「鼻だけが浮いて見える」と感じやすくなります。
当クリニックでは、鼻孔縁下降と鼻孔縁挙上を適切に使い分け、鼻孔縁の形態そのものに合わせたオーダーメイドのデザインを行っています。
鼻孔縁とは?鼻の穴の見え方はここで決まる!
鼻孔縁とは、鼻の穴のふちを形づくるラインのこと。
このラインは、
▷正面から見た鼻の穴の露出度
▷鼻先の向きの印象
▷上品さ・幼さの印象
を決める、非常に重要なパーツです。
例えば、
鼻孔縁が上に凸になっている…
外側だけが下がっている…
内側だけが上がっている…
といった形態の場合、
鼻孔の縦幅が強調されて見えるため、鼻孔そのものに視線が集まり、結果として鼻の存在感が強くなってしまいます。
「鼻先が上を向いているからアップノーズに見える」
と思われがちですが、実際には鼻孔縁のカーブが原因であるケースも少なくありません。
今回はキミクリナースが、キミクリの鼻孔縁下降手術について詳しく解説いたします。
鼻孔縁下降とは? ― 症状に合わせて術式を選ぶ、繊細な手術
鼻孔縁下降とは、
上がりすぎた鼻孔縁を下方向へ整え、鼻の穴の見え方を改善する手術です。
一言で「鼻孔縁下降」といっても、実はすべての方に同じ方法を行うわけではありません。
鼻孔縁の上がり方の程度や、皮膚の厚み・軟骨の状態によって、適切な移植材料・術式を選択する必要があります。
形成外科専門医として15年の経験を持つ当院院長は、
症状を「軽中等症・重症」に分類し、
必要最小限で、かつ最も自然に仕上がる方法を選択しています。
【軽・中等症例】耳介軟骨を用いた調整
中等症例では、耳介軟骨を使用します。
軽症例では大鼻翼軟骨を使用するケースもあります。
【重症例】皮膚―軟骨複合組織移植
重症例では、耳介から皮膚と軟骨を一体で移植する「複合組織移植」を行います。
この方法は、
鼻孔縁の下降量が最も大きい
形態改善の自由度が高い
という大きなメリットがあります。
一方で、移植片の厚みや移植皮膚と周囲皮膚との色調差が、鼻孔を下から見た際に目立つ可能性がある点には注意が必要です。
それでも、重症例ではこの方法以外に改善が難しいケースも多く、適応を正しく見極めれば、非常に有効な術式です。
必要なのは「鼻先」ではなく「鼻孔縁」の調整かもしれません
正面から鼻の穴が見えやすい= 鼻先を下げる手術が必要
と考えてしまう方はとても多いですが、
診察をすると、
【鼻先の位置は適正】▸【問題は鼻孔縁のカーブ】
というケースも非常に多く見られます。
この場合、無理に鼻先を動かす必要はありません。
鼻孔縁をほんの1〜2mm整えるだけで、印象が大きく変わることもあります。


修正手術を知り尽くしているからこそできる「キミクリの先を見据えた手術設計」
鼻孔縁下降は、見た目の変化がとても繊細な手術です。
下げすぎによる重たい印象
左右差の強調
瘢痕の硬さや歪み
時間が経ってからの違和感
といった「修正が必要な状態」につながることもあります。
ナースとして現場にいると、他院手術後の修正相談がいかに多いかを実感します。
形成外科専門医として15年のキャリアを持つ当院院長は、これまで数多くの修正手術・難症例に向き合ってきました。
だからこそ、
「どうすればきれいになるか」だけでなく、
「どうすると破綻するのか」「どこまでなら安全なのか」を最初から逆算して手術を設計します。
“今きれい”だけで終わらせない、長期視点のデザイン
術直後よりも数ヶ月〜数年後の変化を意識しています。
瘢痕がどの程度なじむか
皮膚や移植組織が硬くならないか
加齢によって不自然さが出ないか
形成外科は、もともと「時間が経っても形が保たれること」を重視する分野。
院長の手術は、
5年後・10年後に見ても違和感が出にくいことを前提に、操作量や移植量を細かく調整しています。
目指すのは「元からその形だったような鼻」
鼻孔縁の手術で最も大切なのは、やりすぎないことです。
下げすぎると、
小鼻が重たく見える
︎顔全体の抜け感が失われる
といったリスクもあります。
当クリニックでは、
鼻孔縁の左右差
軟骨の強度と皮膚の厚み
真顔だけでなく、笑った時の動き
これらを総合的に評価し、「整形感のない、静かな変化」を大切にデザインします。
「整形しました」と気づかれる鼻ではなく、
「なんだか最近、雰囲気が綺麗になったね」そう言われる仕上がりを目指して。
鼻の穴の見え方が気になる方は、
本当に必要なのはどこを整えることなのか、
一度、診断から見直してみませんか。





