
年齢とともに増える肌悩みの一つに『たるみ』が挙げられます。
たるみはシミなどに比べて年齢を感じさせやすく、一気に老けたような印象に見えてしまうことから、相談に来られるお客様も多いです。
たるみには4つの原因があり、その原因によって治療方法が異なるため、原因を知って効果的な治療を選ぶことをおすすめします。
今回は、たるみが起こる原因や層別の治療について解説していきますので、たるみ治療が気になる方はぜひ参考にしてみてください✨
たるみの原因

真皮のコラーゲンやエラスチンの減少(皮膚たるみ)
皮膚の真皮内は、コラーゲンやエラスチンといった成分があることでハリや弾力を生み出していますが、加齢や紫外線の影響でこれらが減少すると、皮膚表面のハリや弾力が失われてたるみが生じます。
コラーゲンやエラスチンは、以下のようなさまざまな原因によって失われていきます。
- 紫外線
- 加齢
- 乾燥
- 活性酸素
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 喫煙
- 女性ホルモンの減少
この中でも特にダメージを与えるのが紫外線で、長年紫外線を浴び続けることで真皮まで直接届いてしまい、コラーゲンやエラスチンを破壊します。
さらに、加齢によってコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞の働きが低下すると、その変化が顕著に肌表面にたるみとして現れてしまいます。
皮下脂肪の増減(脂肪たるみ)
皮下脂肪は、皮下組織の中の大部分を占める組織で、静脈や動脈から肌組織に栄養を届けたり、老廃物を運び出したりする役割を担っています。
また、クッションとして外部からの刺激・衝撃・熱を和らげエネルギーを蓄える大事な組織です。
ただし、皮下脂肪が多すぎると筋肉を支えきれなくなってたるみの原因となることや、反対に急激に減少すると皮膚がたるむなどの原因にもなります。
食生活や生活習慣が乱れていると皮下脂肪は増えやすくなり、一度ついたら減りにくい性質をもつため注意が必要です。
また、加齢によって皮下脂肪は減少しますが、肌がふっくらしていた部分が減るためたるんで見えたり、本来の位置から移動して変形したりして老けて見える原因になります。
筋肉の老化(筋肉たるみ)
顔には多数の表情筋が存在しますが、実際に使用される表情筋は全体の30%とされていて、意識して表情を動かさないと他の身体の筋肉と同様に衰えていきます。
表情筋が衰えると、萎縮してその上の皮下脂肪や真皮・表皮が重力に逆らえずたるんでいき、たるんでいる部分といない部分が歪んで見えることでシワが生じることもあります。
骨の縮小(骨たるみ)
骨量・骨密度の低下に大きく関わっているのが、女性ホルモンです。
骨の新陳代謝には、女性ホルモンの働きが不可欠で、女性ホルモンが減少すると、古くなった骨を壊す破骨(はこつ)細胞の働きが活発になってしまい、新しい骨をつくるのが追いつかなくなってしまいます。
そのため女性は、更年期に女性ホルモンの分泌が大きく減少するとともに、骨密度が約20%減るといわれています。
骨量・骨密度が低下することで、顔の骨は薄くなり、委縮していきます。それにより、骨や筋肉をつなぎとめている靱帯がゆるんで、皮下脂肪や表皮を支えきれなくなり、たるんだ印象になるのです。
層別たるみ治療
皮膚たるみの治療

表皮・真皮へのアプローチとしては、下記のような治療が挙げられます。
表皮・真皮のたるみは、たるみの“初期〜軽度段階”であることが多く、放置すると脂肪層や筋膜のたるみへと進行していく可能性があります。
そのため、
「まだ糸リフトなどの手術は早い気がする」
「自然に若々しく見せたい」
という方は、まず表皮・真皮のケアから始めることが重要です。
この層に適したたるみ治療を行うことで、肌の内側からハリが戻り、小じわや口元のゆるみ、疲れ顔の改善が期待できます。
脂肪たるみの治療

皮下脂肪へのアプローチとしては、下記のような治療が挙げられます。
脂肪層のたるみは“中等度たるみ”の代表例です。「昔より顔が大きく見える」「笑っていない時でも口元が下がっている」と感じる方に多く見られます。
この層のたるみはセルフケアだけでは改善が難しい段階に入っていることが多く、肌表面の治療だけでは効果を感じにくいのが特徴です。
脂肪層にアプローチするたるみ治療を行うことで、下がった脂肪を正しい位置へ戻し、フェイスラインをすっきり見せる効果が期待できます。
筋肉たるみの治療

筋肉へのアプローチとしては、下記のような治療が挙げられます。
筋膜のたるみは、「一気に老けた気がする」「顔全体の位置が下がった」と感じる方に多く、年齢による変化を強く感じやすい層です。
この層は表皮や脂肪層の治療だけでは十分な改善が得られにくく、筋膜までしっかり届く“根本治療“が重要になります。
適切に筋膜へアプローチすることで顔全体を引き上げるような変化が期待でき、若々しい輪郭へと導きます。
骨たるみの治療

骨へのアプローチとしては、下記のような治療が挙げられます。
骨の層のたるみは、「引き上げても改善しない」「痩せたわけではないのに老けた」と感じる方に多く見られます。
骨の変化が原因の場合、引き上げるだけのたるみ治療では不十分で、失われた支えを補う治療が必要になります。
骨由来のたるみは、“引き算ではなく足し算”で治療を考えることが重要です。
正しい層にアプローチすることで、自然な立体感と若々しさを取り戻すことが可能です。
まとめ
顔は加齢とともにたるみや萎縮を伴います。皮は薄く伸び、脂肪はボリュームが変化して下垂し、筋肉は緩み、骨は萎縮が起こります。
つまり、全層がたるんでいきます。
そのため、表皮から骨に至るまでの層別の治療が必須となります。
年齢やライフスタイルにより老化タイプが変わってきます。どの層にアプローチをかけるか、または複合的なのかは人それぞれです。
原因を分析して治療を選択することが改善への近道!
治療方法を選ぶ際は、信頼できる医師と十分に話し合い、最適な治療法を選んでください。
ご相談・カウンセリング
当院では、経験豊富な形成外科医の志藤院長がカウンセリングから執刀まで行います。
また術後もしっかりと経過診察を行っておりますので、クマ治療をご検討の方は、まずはカウンセリングにお越しください。
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