NEWS

お知らせ・ブログ・症例解説

小鼻縮小は必要ない?切らずに鼻を小さく見せる代替方法
  • HOMEブログ小鼻縮小は必要ない?切らずに鼻を小さく見せる代替方法

小鼻縮小は必要ない?切らずに鼻を小さく見せる代替方法

小鼻の悩み、本当に「切る」必要がありますか?

鏡を見るたび、小鼻の大きさが気になる・・・

笑ったときに鼻の穴が広がってしまう、小鼻が横に張り出している、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。美容外科では「小鼻縮小術」という施術が広く知られていますが、実は切開を伴わない方法でも、小鼻を目立たなくする選択肢が存在します。メスを使う施術に抵抗がある方、ダウンタイムが取れない方、まずは気軽に試してみたい方にとって、「切らない小鼻縮小」は魅力的な選択肢となるでしょう。

本記事では、形成外科医として15年以上の経験を持つ専門医の視点から、小鼻縮小の必要性を見極めるポイントと、切らずに鼻を小さく見せる代替方法について詳しく解説します。あなたの鼻の状態に合った最適な方法を見つけるための参考にしてください。

「小鼻縮小」が必要なケースと不要なケース

すべての方に小鼻縮小が必要というわけではありません。

小鼻の形や大きさは、顔全体のバランス、骨格、脂肪の厚み、皮膚の状態などによって大きく異なります。まず重要なのは、ご自身の小鼻が本当に「縮小が必要な状態」なのかを見極めることです。医学的な観点から見ると、以下のような特徴がある場合、小鼻縮小の施術が効果的とされています・・・

1. 小鼻の膨らみが顕著で横に張り出している

鼻翼と呼ばれる小鼻の両端が大きく横にせり出していると、顔の横幅が広く見えてしまいます。笑ったときにさらに小鼻が広がり、鼻の穴が目立ってしまうケースでは、小鼻縮小の効果が期待できます。ただし、脂肪の厚さや皮膚の状態によっては、切らない方法でも改善可能な場合があります。

2. 鼻の穴が正面から見て目立つ

正面から見たときに鼻の穴が大きく見える場合、小鼻の形状が原因となっていることがあります。このような場合、小鼻を内側に寄せることで、鼻の穴を目立たなくする効果が得られます。

小鼻の形状と鼻の穴の見え方の比較イメージ

3. 逆に「切る必要がない」ケースとは?

一方で、小鼻の大きさが顔全体のバランスに調和している場合や、軽度の膨らみ程度であれば、切開を伴う施術は必要ありません。また、骨格的な凹みやほうれい線の下垂が主な原因である場合、小鼻縮小よりも他の施術(鼻翼基部への充填や脂肪注入、リフトアップ系の施術など)が適している可能性があります。

重要なのは、「小鼻を小さくすること」が目的ではなく、「顔全体のバランスを整えること」であるという点です。過度な縮小は不自然な印象を与えるリスクもあるため、専門医による診察とカウンセリングが不可欠となります。

切らない小鼻縮小術とは?その仕組みと効果

メスを使わずに小鼻を小さくする・・・

「切らない小鼻縮小術」は、その名の通り、皮膚を切開せずに医療用の糸を使って小鼻を縫い縮める施術です。小鼻の付け根から糸を挿入し、左右の小鼻を内側に引き寄せることで、小鼻の膨らみを抑え、笑ったときの広がりを目立たなくします。施術時間は約10分程度で、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。

1. 施術の具体的な流れ

まず、施術部位に局所麻酔を行います。その後、糸を挿入するための小さな穴を開け、医療用の糸を小鼻の付け根から挿入します。糸の結び具合を調整しながら、左右の小鼻を縫い縮めていきます。希望があれば、施術中に鏡で仕上がりを確認し、微調整することも可能です。使用する医療用の糸は、処置後の状態を維持する機能を備えており、施術直後の形状を保ちやすくなっています。結んだ糸は皮下に埋め込むため、皮膚の表面から見えることはありません。

2. ダウンタイムと回復期間

切らない小鼻縮小術の最大のメリットは、ダウンタイムの短さです。施術直後には腫れや赤みが見られますが、翌日には軽減し、約1週間程度で目立たなくなります。傷跡も糸を挿入するための針穴のみで、1週間程度でほとんど目立たなくなります。小鼻の横の部分に施術するため、基本的に傷自体は目立ちません。術後すぐにメイクが可能で、翌日からシャワーも首から下であれば可能です。

医療用糸を使った小鼻縮小のイメージ図

3. 効果の持続性と注意点

切らない小鼻縮小術は、永久的な効果を保証するものではありません。過度な刺激を施術部位に受けた場合、糸が切れてしまい、施術前の状態に戻ってしまう可能性があります。日常生活では、鼻をかむなどの刺激を与えすぎないよう注意が必要です。永久的な効果を望まれる場合は、切開を伴う施術をおすすめします。ただし、万が一施術後の小鼻の形が気に入らなかった場合は、抜糸して元の形に戻すことも可能であるため、「まずは試してみたい」という方には適した選択肢と言えるでしょう。

注射による小鼻縮小・団子鼻解消の方法

糸を使う方法以外にも、選択肢があります。

近年、美容医療の進歩により、注射による鼻の施術が発展してきました。世界各地で年間数万回以上も使用されている薬剤を利用するため、安全性も高いとされています。特に「軽い要望」であれば、切らずに注射で解決できるケースも増えています。

1. 注射で小鼻を小さくする仕組み

注射による小鼻縮小では、鼻翼(小鼻の両端)の脂肪が厚い部分や、団子鼻の原因となっている部分に薬剤を注入します。脂肪の厚さや肌の状態を診察した後、その方に適した方法を選びます。施術は最短15分程度で終了します。

2. 団子鼻解消にも効果的

鼻先が丸い、いわゆる「団子鼻」を解消したいという方にも、注射による施術は有効です。顔のバランスや脂肪の厚さなどを診察した後、適切な薬剤を選択します。2種類の薬剤を使い分けることで、要望に応じた効果を最大化することが可能です。

3. 美容外科・美容整形に行く前の選択肢として

大掛かりな手術を行う前に、まずは注射による施術で希望を確かめてみるのも良い選択です。美容外科・美容整形では、耳介軟骨の移植手術やプロテーゼの埋め込みなど大規模な変化を起こす手術を行いますが、「高額な費用が必要になること」「元に戻せないこと」の2つが大きなリスクとなります。注射による施術は、カラダに負担をかけず、ナチュラルに印象を変える「優れたメイクのような施術」と言えるでしょう。

美容医療における注射施術のイメージ

他の代替方法:ヒアルロン酸注入と鼻翼基部の補正

小鼻を「小さく見せる」ためのアプローチは、実は小鼻そのものを縮小するだけではありません。

鼻全体のバランスを整えることで、相対的に小鼻を目立たなくする方法も効果的です。特に、鼻翼基部(小鼻の付け根部分)が骨格的に凹んでいる場合、その凹みがほうれい線を深く見せたり、小鼻を強調してしまったりすることがあります。

1. 鼻翼基部へのヒアルロン酸注入

鼻翼基部の凹みを補正するために、ヒアルロン酸を注入する方法があります。内側から凹みを持ち上げることで、ほうれい線が目立たなくなり、同時に小鼻の張り出しも相対的に目立たなくなる効果が期待できます。ヒアルロン酸注入は、ダウンタイムがほとんどなく、即効性があるのが特徴です。

2. コンポジットグラフトや脂肪注入による補正

より持続的な効果を求める場合、コンポジットグラフト(軟骨と脂肪の複合移植)を挿入したり、脂肪注入をする方法もあります。これらの方法は、自然な形で内側からシワや凹みを持ち上げ、小鼻の目立ちを軽減します。骨格的な問題が原因で小鼻が目立っている場合には、特に効果的なアプローチと言えるでしょう。

3. 複数の施術を組み合わせる選択肢

必要に応じて、切らない小鼻縮小とヒアルロン酸注入を併用するなど、複数の施術を組み合わせることで、より理想に近い美しい鼻に仕上げることが可能です。顔全体のバランスを考慮しながら、最適な施術プランを設計することが重要となります。

KIMI CLINICにおける小鼻縮小へのアプローチ

当院では、患者様一人ひとりの鼻の状態と理想を丁寧にお伺いします。

KIMI CLINICは、大阪府東大阪市小阪に位置する形成・美容外科クリニックです。院長の志藤宏計医師は、形成外科医として15年以上の経験を持ち、特に輪郭骨切り整形や鼻の施術などの「骨切り」のスペシャリストとして知られています。河内小阪駅から徒歩2分という好立地で、診療時間は9:00~18:00、休診日は火曜日と水曜日です。

1. 豊富な経験と高い技術力

当院の強みは、輪郭・鼻整形に特化したサービス提供にあります。志藤院長は「骨切り」のスペシャリストとして豊富な症例数と高い技術力を有しており、患者様の「理想」を「現実」に変えることをモットーとしています。約15年の形成外科医・美容外科医としての経験で培った正確な根拠に基づき、ハイレベルな医療を提供できるよう、継続的に研鑽を重ねています。

2. 幅広い施術内容のご提案

当院では、切らない小鼻縮小術はもちろん、鼻翼挙上術、鼻孔縁挙上術、鼻孔縁下降術など、小鼻の形を整える様々な施術方法を採用しています。カウンセリングにて、ご希望される理想の鼻の形に必要な施術方法をご提案させていただきます。鼻の高さや鼻先の角度、小鼻の大きさなど、細かなデザインが必要な鼻の整形であっても、お客様のご希望に沿った理想の鼻に仕上げることが可能です。

美容クリニックでのカウンセリング風景

3. 安心のアフターサポートと保証制度

当院ではアフターサポートや保証制度を導入していますので、安心して施術を受けていただくことができます。万が一、施術後の小鼻の形が気に入らなかった場合でも、適切な対応をさせていただきます。また、症例モニターの募集も行っており、最新の施術技術や効果を検証するための取り組みも実施しています。

まとめ:あなたに最適な方法を見つけるために

小鼻縮小は、必ずしも「切る」必要はありません。

切らない小鼻縮小術、注射による施術、ヒアルロン酸注入など、様々な代替方法が存在します。重要なのは、ご自身の鼻の状態、顔全体のバランス、そして理想とする仕上がりを正確に把握し、それに最適な方法を選択することです。メスを使う施術に抵抗がある方、ダウンタイムが取れない方、まずは気軽に試してみたい方には、切らない方法が適しているでしょう。

一方で、永久的な効果を求める方や、大きな変化を希望される方には、切開を伴う施術が適している場合もあります。どの方法が最適かは、専門医による診察とカウンセリングを通じて判断することが不可欠です。「上質で誠実な医療を提供したい」という理念のもと、当院では患者様一人ひとりに寄り添った施術プランをご提案しています。

小鼻の悩みを抱えている方は、ぜひ一度専門医にご相談ください。あなたの「理想」を「現実」に変えるお手伝いをさせていただきます。

詳しい施術内容やカウンセリングのご予約は、こちらからどうぞ

kimiclinic

著者

志藤 宏計(KIMI CLINIC 院長/形成外科・頭蓋顎顔面外科専門医)

2007年新潟大学卒業後、慶應義塾大学形成外科にて専門研修を開始。顔面外傷・小児奇形・乳房再建などの形成外科診療のほか、美容外科では骨切り術、鼻整形、加齢性変化への外科的アプローチを多数経験。
イギリス・オックスフォード大学やバーミンガム小児病院での海外研修も含め、国内外で最新の医療技術を習得。形成外科的な正確さと審美的な感性を融合し、KIMI CLINICで質の高い医療を実現している。

資格・所属学会

日本形成外科学会 認定専門医

日本頭蓋顎顔面外科学会 認定専門医

日本形成外科学会 小児形成外科分野 指導医

日本美容外科学会(JSAPS) 正会員

日本マイクロサージャリー学会 会員

日本オンコプラスティックサージャリー学会 会員

日本口蓋裂学会 会員

一覧に戻る

ページトップへ