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鼻を高くする整形〜最新技術と選ぶべき施術法
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鼻を高くする整形〜最新技術と選ぶべき施術法

鼻整形の進化と最新技術

鼻は顔の中心に位置し、顔全体の印象を大きく左右する重要なパーツです。わずかな変化でも、顔の印象が劇的に変わることがあります。そのため、鼻整形は美容整形の中でも特に人気の高い施術となっています。

近年の鼻整形技術は目覚ましい進化を遂げており、より自然で美しい仕上がりを実現できるようになりました。従来の方法では対応が難しかった複雑な症例にも対応できる新しい技術が次々と開発されています。

特に注目すべきは、2025年現在、世界的に認知されつつある「Preservation Rhinoplasty(プリザベーションライノプラスティ)」という比較的新しい概念を用いた鼻形成術です。この技術は鼻の構造をできる限り温存しながら理想的な形に整える革新的な手法です。

鼻整形の技術進化は、単に美しさを追求するだけでなく、機能性も重視する方向へと進んでいます。呼吸機能を損なわずに美しい鼻を実現する技術が確立されつつあるのです。

また、3D-CTスキャンなどの最新診断技術を活用することで、より精密な術前診断が可能になりました。鼻骨の太さ、曲がり、鼻づまり、鼻中隔軟骨の形や大きさなどを詳細に分析し、一人ひとりに最適な施術計画を立てられるようになっています。

鼻整形の種類と特徴

鼻整形には様々な種類があり、それぞれ異なる悩みに対応しています。自分の悩みに合った施術を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。

まず基本となるのは、鼻を高くする「隆鼻術」です。これには大きく分けて、注入タイプと手術タイプがあります。

ヒアルロン酸注入

最も手軽な鼻整形法の一つがヒアルロン酸注入です。メスを使わずに注射だけで完了するため、ダウンタイムがほとんどありません。

ヒアルロン酸注入による鼻整形の様子

効果は6ヶ月〜1年程度と一時的ですが、メスを使わないため怖さを感じる方にも受け入れやすい施術です。費用も比較的リーズナブルで、3万円〜10万円程度が相場となっています。

「まずは整形の雰囲気を試したい」「永久的な変化に踏み切る前に仮の状態を確認したい」という方に特におすすめです。

プロテーゼ挿入術

より長期的な効果を求める場合は、シリコン製のプロテーゼを挿入する方法があります。I型プロテーゼを使用するのが一般的で、半永久的な効果が期待できます。

ダウンタイムは1〜2週間程度で、費用相場は15万円〜30万円です。以前はL型プロテーゼも使用されていましたが、現在ではリスク面から使用頻度が減っています。

プロテーゼ挿入術は鼻筋をしっかりと高くできる反面、不自然さが出やすいというデメリットもあります。医師の技術力と経験が仕上がりを大きく左右する施術です。

鼻尖形成術(団子鼻改善)

丸みを帯びた鼻先(団子鼻)をシャープに整える施術です。大鼻翼軟骨の調整や皮下脂肪の除去を行い、必要に応じてストラット法や鼻中隔延長、軟骨移植を組み合わせることで自然なラインを形成します。

手術法には「クローズ法」と「オープン法」があり、症状に応じて選択されます。クローズ法は鼻の穴の内部を切開して行うため傷跡が見えないメリットがありますが、オープン法は鼻柱を切開するため大きく展開でき、複雑な操作が可能になります。

費用相場は単独施術の場合で25万円〜50万円程度です。

小鼻縮小術

横に広がった小鼻をコンパクトに整える施術です。小鼻の広がり方により、内側法・外側法・内外側法から手法を選択します。

鼻孔の目立ちや張り出しを改善できる一方、外側法は傷跡が目立ちやすいため、医師の技術が重要になります。費用相場は30万円〜50万円程度です。

鼻中隔延長術

鼻先を前方・下方向に延ばすことで、短鼻(短い鼻)や豚鼻などの印象を改善する施術です。自家軟骨(耳・肋・鼻中隔)を使用し、高度な形成技術が求められます。

この施術は特に医師の技術と経験が重要で、費用相場は40万円〜90万円程度です。

鼻整形の最新技術と進化

鼻整形の分野では、より自然で美しい仕上がりを実現するための新しい技術が次々と登場しています。2025年現在、特に注目されている技術をご紹介します。

Preservation Rhinoplasty(プリザベーションライノプラスティ)

従来の鷲鼻矯正では、突出した鼻骨を削る手法が一般的でした。しかし、この方法では骨の削り過ぎや凹凸が生じるリスクがあり、術後の仕上がりが不自然になりやすいという課題がありました。

これに対し、近年注目されているのが「Preservation Rhinoplasty」です。この技術は鼻の骨・軟骨の自然な構造をできる限り温存しながら、適切な形に整える手術法です。

特にナチュラル志向の患者にとって魅力的な選択肢となっており、欧米を中心に広がりを見せています。日本においても、この技術を積極的に導入する医師が増えてきています。

この技術の最大の特徴は、鼻の構造を最大限に活かしながら、より自然で美しい仕上がりを実現できる点です。

3D-CTスキャンを活用した精密診断

鼻整形は正確な事前診断が非常に重要です。最新の3D-CTスキャン技術を用いることで、鼻骨の太さ、曲がり、鼻づまり、鼻中隔軟骨の形や大きさ、鼻中隔湾曲症の有無などを正確かつ精密に診断・分析できるようになりました。

これにより、一人ひとりの鼻の状態に合わせた最適な施術計画を立てることが可能になり、より満足度の高い結果につながっています。

パターン別鷲鼻矯正

鷲鼻(わしばな)の矯正においても、パターン別に最適な手術方法を選択する技術が発展しています。鷲鼻のタイプを「眉間の高さ」「鼻筋の長さ」「鼻先の高さ」などの要素で分類し、それぞれに最適な手術法を適用するアプローチです。

例えば、眉間の高さが適度で鼻先が高いまたは低いケースでは「無プロテーゼ鷲鼻矯正」が、眉間の高さが低く鼻先の高さが適度なケースでは「プロテーゼを使用した鷲鼻手術」が選択されるなど、細かく分類されています。

このようなパターン別アプローチにより、より自然で調和のとれた仕上がりを実現できるようになっています。

鼻整形の選び方と注意点

鼻整形を検討する際には、自分の悩みや希望に合った施術を選ぶことが重要です。また、医師やクリニック選びも結果を左右する大きな要素となります。

どうせ整形するなら、後悔のない選択をしたいものですよね?

お悩み別・おすすめ施術

まず、自分がどんな悩みを解消したいのかを明確にしましょう。悩みによって最適な施術が異なります。

鼻を高くしたい場合は、手軽さを重視するならヒアルロン酸注入(3万円〜)、長期的な効果を求めるならプロテーゼ挿入(15万円〜)がおすすめです。より自然なラインを作りたい方には、鼻尖形成と鼻尖部軟骨移植、鼻中隔延長を組み合わせた施術が適しています。

団子鼻を改善したい場合は、鼻尖形成術(25万円〜)が基本となります。より効果を高めるには、脂肪除去や軟骨移植との併用がおすすめです。

小鼻を整えたい、小さくしたい場合は、小鼻縮小術(30万円〜)が適しています。鼻孔の見え方を調整するには、鼻孔縁下降術・挙上術、鼻翼形成術などの併用も検討しましょう。

短鼻・豚鼻を改善したい場合は、鼻中隔延長術と鼻尖形成、軟骨移植を組み合わせた複合施術が効果的です。この施術は特に医師の技術と経験が重要になります。

医師・クリニック選びのポイント

鼻整形の成功は、医師の技術と経験に大きく左右されます。特に複雑な施術ほど、専門性の高い医師を選ぶことが重要です。

まず確認すべきは、医師の専門性と経験です。形成外科医としての経験年数や、鼻整形の症例数をチェックしましょう。特に「骨切り」などの技術を要する施術を検討している場合は、その分野に特化した医師を選ぶことが望ましいです。

次に、症例写真をしっかり確認することも大切です。自分の理想に近い仕上がりの症例があるかどうかをチェックしましょう。また、カウンセリングの質も重要です。丁寧に説明してくれる、質問にきちんと答えてくれるなど、コミュニケーションがスムーズに取れる医師を選びましょう。

さらに、アフターケアの充実度も確認しておくべきポイントです。術後のケアや万が一のトラブル時の対応など、安心して任せられるクリニックを選びましょう。

術前に確認すべきこと

施術を受ける前に、以下の点をしっかり確認しておきましょう。

まず、施術の詳細内容と費用について明確に理解しておくことが重要です。追加費用が発生する可能性がないか、保証制度はあるかなども確認しておきましょう。

次に、ダウンタイムと術後の注意点について理解しておくことも大切です。仕事や予定との兼ね合いを考え、適切な時期に施術を受けられるよう計画しましょう。

また、リスクや合併症についても事前に理解しておくべきです。どんな施術にもリスクはつきものです。起こりうるリスクと、その対応方法について医師に確認しておきましょう。

最後に、自分の理想と現実的に可能な範囲について、医師としっかり話し合っておくことが重要です。過度な期待は術後の不満につながります。医師の意見を聞きながら、現実的な目標を設定しましょう。

鼻整形の費用相場と選び方

鼻整形を検討する際、多くの方が気になるのが費用です。施術の種類や内容によって費用は大きく異なります。ここでは、施術別の費用相場と、費用を抑えるコツについてご紹介します。

施術別の費用相場

鼻整形の費用は施術内容によって大きく異なります。以下に主な施術の費用相場をまとめました。

ヒアルロン酸注入は最も手軽な施術で、費用相場は3万円〜10万円程度です。効果は6ヶ月〜1年と一時的ですが、メスを使わないため気軽に試せる点が魅力です。

プロテーゼ挿入術は半永久的な効果が期待でき、費用相場は15万円〜30万円程度です。鼻筋をしっかりと高くできる一方、不自然さが出やすいというデメリットもあります。

鼻尖形成術(団子鼻改善)は、単独施術の場合で25万円〜50万円程度です。大鼻翼軟骨の調整や皮下脂肪の除去を行い、必要に応じて他の技術と組み合わせることで自然なラインを形成します。

小鼻縮小術は30万円〜50万円程度で、横に広がった小鼻をコンパクトに整える施術です。小鼻の広がり方により、内側法・外側法・内外側法から手法を選択します。

鼻中隔延長術は40万円〜90万円程度と比較的高額です。鼻先を前方・下方向に延ばすことで、短鼻や豚鼻などの印象を改善する高度な技術を要する施術です。

複数の施術を組み合わせた「鼻フルコース」は80万円〜200万円程度と高額ですが、全体のバランスを一度に整えられるメリットがあります。

費用を抑えるコツ

鼻整形は決して安い買い物ではありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、費用を抑えることも可能です。

まず、モニター制度の活用を検討してみましょう。モニターとは、施術を通常より安価に受けられる代わりに、施術前後の写真提供や経過報告に協力する制度です。費用が30〜50%OFFになることが多く、大きな節約になります。

ただし、モニターには写真公開などの条件があり、施術内容の自由度が低いこともあります。契約前に公開範囲や条件をしっかり確認しておきましょう。

次に、キャンペーンやシーズンオフを狙うのも一つの方法です。多くのクリニックでは定期的にキャンペーンを実施しており、通常より安く施術を受けられることがあります。また、一般的に美容整形の閑散期(1〜2月、6〜7月頃)はキャンペーンが多い傾向にあります。

ただし、費用だけで選ぶのは危険です。安さを優先するあまり、技術や安全性が不十分なクリニックを選んでしまうと、結果的に修正のための追加費用がかかったり、取り返しのつかない事態になったりする可能性もあります。

費用は重要な要素ですが、医師の技術や経験、クリニックの信頼性を最優先に考えることが、長い目で見れば最も経済的な選択となります。

鼻整形の術後経過とケア

鼻整形を受けた後の経過とケアについて理解しておくことは、満足のいく結果を得るために非常に重要です。施術の種類によって回復期間や注意点は異なりますが、基本的なポイントをご紹介します。

ダウンタイムと回復期間

施術の種類によってダウンタイムは大きく異なります。ヒアルロン酸注入などの非手術的な施術であれば、ほとんどダウンタイムはなく、その日のうちに日常生活に戻れることがほとんどです。

一方、プロテーゼ挿入術や鼻尖形成術などの手術を伴う施術の場合、1〜2週間程度のダウンタイムを見込んでおく必要があります。術後は腫れや内出血が生じることが一般的で、これらが落ち着くまでには時間がかかります。

腫れのピークは術後2〜3日目で、その後徐々に落ち着いていきます。外見上の腫れが目立たなくなるのは1〜2週間程度ですが、微細な腫れが完全に引くまでには数ヶ月かかることもあります。

最終的な仕上がりを判断できるのは、一般的に術後3〜6ヶ月程度と言われています。特に複雑な施術を受けた場合は、完全に落ち着くまでに時間がかかることを理解しておきましょう。

術後のケアと注意点

術後のケアは結果を左右する重要な要素です。医師の指示に従って、適切なケアを行いましょう。

まず、術後数日間は安静にすることが重要です。激しい運動や入浴は避け、シャワーのみにするなど、医師の指示に従いましょう。また、鼻に触れたり、メガネをかけたりすることも避けるべきです。

腫れを軽減するためには、氷嚢などで冷やすことが効果的です。ただし、直接肌に当てるのではなく、タオルなどで包んで使用しましょう。また、頭を高くして寝ることで、血流を抑え、腫れの軽減につながります。

術後の通院も重要です。抜糸や経過観察のため、指定された日に必ず通院しましょう。何か異常を感じた場合は、すぐに医師に相談することが大切です。

長期的なケアとしては、紫外線対策が重要です。傷跡の色素沈着を防ぐため、外出時は日焼け止めを塗るなどの対策を行いましょう。また、喫煙は血流を悪くし、回復を遅らせる原因となるため、少なくとも術後数週間は避けるべきです。

どうですか?術後のケアって意外と大変だと思いませんか?

でも、適切なケアを行うことで、より美しい仕上がりを実現できるのです。医師の指示をしっかり守り、焦らず回復を待ちましょう。

まとめ:理想の鼻を手に入れるために

鼻整形は顔の印象を大きく変える可能性を秘めた施術です。最新の技術と適切な施術法の選択により、より自然で美しい仕上がりを実現できるようになっています。

本記事では、鼻整形の最新技術や種類、選び方、費用相場、術後ケアなど、鼻整形に関する総合的な情報をご紹介しました。

鼻整形を検討する際には、まず自分の悩みを明確にし、それに合った施術を選ぶことが重要です。また、医師の技術と経験、クリニックの信頼性を重視した選択をすることで、満足度の高い結果につながります。

特に注目すべき最新技術としては、「Preservation Rhinoplasty(プリザベーションライノプラスティ)」があります。鼻の構造を最大限に活かしながら、より自然で美しい仕上がりを実現できる革新的な手法です。

また、3D-CTスキャンを活用した精密診断や、パターン別の鷲鼻矯正など、より個人に合わせた施術が可能になっています。

費用面では、施術の種類によって3万円〜200万円と幅広いですが、モニター制度の活用やキャンペーン時期の利用など、賢く選ぶことで費用を抑えることも可能です。ただし、安さだけで選ぶのではなく、医師の技術や経験、クリニックの信頼性を最優先に考えることが大切です。

術後のケアも結果を左右する重要な要素です。医師の指示に従い、適切なケアを行うことで、より美しい仕上がりを実現できます。

鼻整形は一生ものの投資です。十分な情報収集と慎重な選択で、理想の鼻を手に入れましょう。

KIMI CLINICでは、形成外科医として15年以上の経験を持つ志藤宏計院長が、一人ひとりの理想を実現するための高品質な医療サービスを提供しています。特に輪郭整形や鼻の施術などの「骨切り」のスペシャリストとして豊富な症例数と高い技術力を有しています。理想の鼻を手に入れるための第一歩として、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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著者

志藤 宏計(KIMI CLINIC 院長/形成外科・頭蓋顎顔面外科専門医)

2007年新潟大学卒業後、慶應義塾大学形成外科にて専門研修を開始。顔面外傷・小児奇形・乳房再建などの形成外科診療のほか、美容外科では骨切り術、鼻整形、加齢性変化への外科的アプローチを多数経験。
イギリス・オックスフォード大学やバーミンガム小児病院での海外研修も含め、国内外で最新の医療技術を習得。形成外科的な正確さと審美的な感性を融合し、KIMI CLINICで質の高い医療を実現している。

資格・所属学会

日本形成外科学会 認定専門医

日本頭蓋顎顔面外科学会 認定専門医

日本形成外科学会 小児形成外科分野 指導医

日本美容外科学会(JSAPS) 正会員

日本マイクロサージャリー学会 会員

日本オンコプラスティックサージャリー学会 会員

日本口蓋裂学会 会員

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