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L型→I型プロテーゼへ入れ替え&鼻複合手術でアップノーズを改善
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L型→I型プロテーゼへ入れ替え&鼻複合手術でアップノーズを改善

✨ 症例紹介 ✨

13年使用したL型プロテーゼによる”鼻先の薄さ”と”鼻フック状変形”を、Ⅰ型プロテーゼ+鼻複合手術で自然な鼻へ再建した症例

🍀患者様プロフィール

30代女性🎀
13年前に他院でL型プロテーゼを挿入
「鼻の穴が目立つ」という悩みでご来院いただきました。

 🧐術前の状態と診察所見

         〖 Before 〗

診察では、以下の特徴が見られました。

  • L型プロテーゼの影響で鼻をフックで持ち上げられたように見える。その影響で鼻の穴が目立ちやすくなっている。(アップノーズ)
  • L型プロテーゼの長期間圧迫により、鼻先の皮膚が薄くなり、将来的な露出リスクが高い状態

🌧️L型プロテーゼは、

“L字”の頂点が鼻先にくるよう一体型として入っている構造のため、L型プロテーゼが鼻先を内側からグッと押し上げてしまいます💥
その結果、鼻先が上向きになりやすく、時間が経つほど“アップノーズ気味”の印象が出てしまうことがあります。
また、長期使用で鼻尖(=鼻先)の皮膚が薄くなる・変形することが多く、まさに今回の患者様は典型的な経年変化が見られていました。

🧑‍⚕️手術内容

🌿現代の鼻整形では「鼻筋(鼻背)」と「鼻先(鼻尖)」を“別々のパーツ”としてデザインするのが世界的スタンダードです。
理由は、両者は構造も役割もまったく異なり、一体で動かすと不自然さ・トラブル・形の崩れが起こりやすいからです。

1️⃣L型プロテーゼ抜去 → I型プロテーゼへ入れ替え

鼻先への負担をなくすため、L型を抜去し、鼻背(鼻筋)のみを整えるI型プロテーゼへ変更。

2️⃣鼻中隔延長 / Derotation Graft(アップノーズ修正)

鼻中隔延長 /Derotation Graft(アップノーズ修正)

鼻先を前方・下方へしっかり支えて“理想の鼻尖位置”を作るために、自家軟骨で鼻中隔

を延長して土台を強化する手術のことです。

3️⃣鼻尖形成(鼻尖軟骨の調整)

鼻先の軟骨の上に採取した耳介軟骨を乗せ、鼻先の高さや形を整える。
鼻尖の立体感を自然に作るためにも有効。
鼻先の丸み・向きを整え、自然なラインを作るために鼻尖軟骨を細かく調整。

上向きへ押し出されていた鼻尖の角度を適正化し、フック状の印象を改善。
L型で引き上げられていた鼻尖を、本来の位置へ戻すための重要な工程。

4️⃣鼻尖部の真皮脂肪移植

菲薄化した鼻先皮膚を補強し、将来的な露出リスクを軽減。
皮膚のクッション性が増し、触ったときの自然さも向上。

     〖 術前 → 術後1か月 〗

🙅🏻L型プロテーゼのデメリット

❌鼻先の皮膚が薄くなる(菲薄化)

L型は鼻先までシリコンが入るため、内部からの圧迫で皮膚が薄くなることが多いです💦
長期の使用で赤み・変形・最悪の場合は露出💀のリスクがある。

鼻先が不自然に上がる・尖る

鼻先が固定されるため、笑ったときの表情が不自然になったり、アップノーズ・フック状変形が起こりやすい。

鼻の穴が強調される

鼻先が持ち上がることで、鼻孔が丸く見える・鼻の穴が目立つなどの変化が出ることがある。

感染リスクがI型より高い!長期的な安全性が低い

I型に比べプロテーゼ面積が大きい分感染リスクも高く、世界的にもL型は徐々に使われなくなり、I型+自家組織が主流になっている。

🙆🏻‍♀️I型プロテーゼへ入れ替えるメリット

⭕ 鼻先への負担が大幅に軽減する

I型は鼻先に異物が入らないため、
皮膚が薄くなる・赤くなる・露出するリスクが大幅に減る

自然な鼻先を作りやすい

鼻先は 自家組織(軟骨・真皮脂肪)を移植してデザインするため、
表情に馴染みやすく微調整も利きやすいため自然な仕上がりに✨

⭕ 長期的に安定しやすい

I型は鼻背のみに挿入されるため、曲がりにくく、経年変化が少ない

修正手術に強い

鼻先を自家軟骨で作るため、
・鼻尖形成
・鼻中隔延長
・Shield / Onlay Graft ※1
などの組み合わせで、細かいデザイン変更が可能

※1 Shield Graft:盾(シールド)のような形に整えた軟骨を鼻尖の最前部に配置し、 鼻柱上部から鼻先を斜め下方向に出す効果があります。鼻柱基部から鼻先が直線的にならず、自然に鼻柱を下げます。
  Onlay Graft:鼻尖の上に耳介軟骨を“重ねる”タイプの軟骨移植。鼻尖の高さ・細さ・鼻先の向きを人工的ではなく、自然に整えるのに向いています。

🎗️今回の症例のポイント

  • L型プロテーゼ13年使用により、鼻尖皮膚が薄くなり、フック状変形が出現
  • I型プロテーゼ+複合軟骨移植で、鼻先の安全性と自然な形を両立
  • 真皮脂肪移植で皮膚を補強し、L型プロテーゼによる菲薄化を改善
  • 鼻中隔延長+Derotation Graftで、鼻先の角度を正常化(鼻フック軽減)
  • Onlay/Shield Graftで鼻先の立体感と安定感を両立

😉まとめ

  • L型プロテーゼを入れて数年経っている
  • 鼻先を触ると固いものに触れる、皮膚が薄くなってきている感じがする
  • フック状・上向きなどの変形が出てきた
  • 笑顔など、表情が動くと不自然

といった自覚がある場合は、早めの入れ替えが安全です❗❗❗
L型プロテーゼは短期的には鼻先までしっかり形を作れる反面、長期的には皮膚の菲薄化や変形のリスクが高いことが知られています。
今回のように、I型プロテーゼと自家軟骨を組み合わせることで、
より自然で、長期的に安定した鼻の形を作ることができます。

「今の鼻の状態が大丈夫なのか知りたい」「入れ替えを考えているけれど不安がある」
そんな方は、一度専門医の診察を受けてみることをおすすめします。

KIMI CLINIC形成・美容外科🥚🌿では、

  • 形成外科と美容外科の両面から鼻の構造を深く理解した医師が担当
  • L型プロテーゼの修正や複合軟骨移植など、難易度の高い鼻手術にも対応
  • 一人ひとりの鼻の状態に合わせた“オーダーメイドの鼻形成”を重視
  • 自然で上品な仕上がりと、長期的な安全性を両立するデザイン

を大切にしています。

「今より自然に」「長く安心して過ごせる鼻にしたい」 そんな想いをお持ちの方は、
ぜひ一度KIMI CLINIC🥚🌿へご相談ください。
あなたの鼻の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします🧑🏻‍⚕️⭕

志藤 宏計

医師


KIMI CLINIC 形成・美容外科

院長

志藤 宏計

▶ 監修者プロフィール

経歴

2007年 新潟大学医学部医学科 卒業
2009年 慶應義塾大学 医学部形成外科学教室 入局
慶應義塾大学病院形成外科
東京都立小児総合医療センター形成外科
大阪市立総合医療センター形成外科 等勤務
Bloomfield hospital plastic surgery department
Oxford university craniofacial unit
Birmingham children‘s hospital craniofacial unit 留学
2022年 共立美容外科 京都院院長
2024年 KIMI CLINIC 形成・美容外科 開院

資格・所属学会

日本形成外科学会認定専門医
頭蓋顎顔面外科学会認定専門医
日本形成外科学会小児形成外科分野指導医
日本美容外科学会(JSAPS)会員
マイクロサージャリー学会会員
オンコプラスティックサージャリー学会会員
日本口蓋裂学会会員

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