NEWS

お知らせ・ブログ・症例解説

【鼻整形・症例解説】他院修正で後悔しないために | 形成外科専門医の治療プランと考え方
  • HOME症例解説【鼻整形・症例解説】他院修正で後悔しないために | 形成外科専門医の治療プランと考え方

【鼻整形・症例解説】他院修正で後悔しないために | 形成外科専門医の治療プランと考え方

他院で鼻の手術を受けたあと、

「鼻先が曲がって見える」

「不自然に高い」

「鼻先の赤みが治らない」

などのお悩みでご来院される方は少なくありません。

今回ご紹介するのは、他院で

●鼻骨骨切り幅寄せ

●肋軟骨による鼻中隔延長

●鼻尖部肋軟骨移植(粉砕肋軟骨)

●︎粉砕肋軟骨による貴族手術

を受けられた患者さまの 鼻修正手術症例。

本記事では、修正前の状態の何が問題だったのか、なぜその状態がリスクなのか、そしてリスク回避や問題解決のために行った実際の手術内容を、医師の分析を踏まえてスタッフ目線からキミクリニック看護師がわかりやすくお伝えします。

【Before分析 】修正前はどんな状態だったか?

形成外科専門医である当院院長の志藤医師が診察のなかで確認したポイントは以下の通りです。

1. 鼻尖(鼻先)が右へ傾いて見える

鼻中隔自体の大きな曲がりはないものの、鼻尖部に移植されていた粉砕肋軟骨の位置が右寄りで、見た目の左右差が生じていました。

2. 鼻先の高さが不自然に高い

鼻尖部にボリュームの大きい肋軟骨が入っており、量が多い+硬い素材 によって鼻先だけが突出した印象に。

3. 鼻先の皮膚が薄く、赤みが続いている

肋軟骨は硬いため、薄い鼻先の皮膚と接触すると赤み・炎症・圧迫感 が起こりやすい状態でした。

4. 小鼻は大きくないが、ややもたつきあり

鼻尖を調整した場合、小鼻が相対的に広く見える可能性があるため、全体のバランス調整が必要と判断しました。

【深掘り】なぜ経過に問題が生じたのか?

この「Before」の状態には、いくつかの医学的リスクが潜んでいます。

1. 肋軟骨の硬さが皮膚を傷つける

肋軟骨は強度が高く、鼻先へ使うと

▷皮膚の赤み

▷持続的な圧迫

▷血流障害

最悪の場合、中身が露出するリスク(皮膚穿孔)につながります。

2. 粉砕肋軟骨は形をコントロールできない

粉砕軟骨は細かい粒状の素材のため

●表面がゴツゴツしやすい

●強固な癒着を起こしやすい

●修正時の剥離負担が大きい

という特徴があります。

3. 位置がずれた軟骨は見た目の左右差を作る

鼻尖部の軟骨が右寄りに位置していたため、鼻尖だけが偏った印象になっていました。

【 修正内容 】 詳しく解説!

修正手術では、闇雲に全てをやり直すのではなく、

“生かすべき構造は残し、問題のある部分だけを確実に修正する”

ことが成功の鍵になります。

今回の修正内容は次のとおりです。

1. 鼻中隔延長の肋軟骨はそのまま残す

鼻中隔延長に使われていた肋軟骨は安定しており、土台としては問題ありませんでした。

→ 良い部分は残す方針へ。

修正内容STEP1:鼻尖部の肋軟骨をすべて除去

粉砕軟骨は強く癒着しているため、皮膚を傷めないよう慎重に剥離しながら全て取り除きました。

目的:

▷不自然な高さ・硬さ・左右差の原因を除去

▷皮膚の赤み・圧迫を改善

▷将来的な露出リスクの低下

2. 鼻先に入っていた肋軟骨はすべて除去

過剰・右寄り・硬さ・粉砕軟骨の性質などから、鼻尖の不自然さの主因だったため、全て取り除くことに。

修正STEP2:耳介軟骨で鼻尖を再形成

耳介軟骨は柔らかく、自然な丸みを作るのに最適です。

目的:

▷適度な高さ・中心軸の修正

▷触ったときの自然な柔らかさの再現

3. 鼻先は柔らかい素材に置き換える

耳介軟骨(柔らかい・形が自然)

真皮脂肪(皮膚を守るクッション)

→ 安全で自然な鼻先を再構築するために最適な素材を選択。

修正STEP3:真皮脂肪移植で皮膚を保護

鼻先の薄い皮膚を守るため、真皮脂肪をクッションとして配置。

目的:

▷赤みの改善

▷皮膚の保護(露出リスクの回避)

▷血流の改善

▷自然な丸みの付与

4. 鼻柱・小鼻を含む全体のバランス調整

鼻尖の高さを下げると、小鼻が相対的に広く見えるケースがあります。

そのため、内側法で小鼻を微調整し、全体のバランスを整えました。

鼻は「単体の手術」ではなく「全体の調和」が重要です。

修正STEP4:鼻柱下降(ACR調整)

鼻先と鼻柱の角度を整え、横顔のバランスを改善。

目的:

▷自然な鼻先の角度

▷繊細な左右バランスの調整

修正STEP5:小鼻縮小(内側法)でバランス調整

鼻尖の高さを下げたことで広がって見える小鼻を、内側法で自然に引き締めました。

目的:

▷全体の調和を取る

▷目立たない傷で自然な変化量を実現

 

■ 肋軟骨は“悪ではない”

肋軟骨は 鼻中隔延長の土台としては非常に優秀 です。

強度が高く、形が安定し、長期的に崩れにくいというメリットがあります。

■ しかし、鼻先への使用は向かない

理由は以下のとおりです:

肋軟骨は硬い →

粉砕肋軟骨は細かい粒状で「形をコントロールできない素材」→

今回の患者様でも、鼻先の粉砕軟骨が皮膚へ強い負担をかけており、赤みの原因になっていました。

■ 修正手術では“癒着剥離”が最大の難所

粉砕軟骨は周囲組織と強く癒着するため、剥離だけで大きな負担がかかります。

皮膚を傷つけないよう、慎重に・時間をかけて処理しました。

その上で、耳介軟骨で高さの再構築を行い、真皮脂肪をクッションとして皮膚側を保護しています。

【まとめ】自然で安全な“やわらかい鼻先”への再構築

今回の修正ポイントは、

 肋軟骨の“硬い鼻先”を一度リセット

 安全・自然な素材(耳介軟骨+真皮脂肪)で再構築

 土台(鼻中隔延長)は活かす

 小鼻・鼻柱含めて全体のバランスを整える

というアプローチです。

鼻の修正手術は、初回手術より難易度が高く、

軟骨の癒着状況・皮膚の厚み・既存材料などを綿密に評価しながら行う必要があります。

◆ スタッフからみたポイント

私たちナースは手術補助や診察補助に入ることも多いですが、修正で一番大切なのは、医師の診察時の分析力だと感じています。

他院修正ほど、

「何が起きているのか?」

「どこにリスクが潜んでいるのか?」

「どこを残して何を直すべきか?」

の判断が仕上がりを決めます。

当院の院長志藤医師は、皮膚の厚さ・軟骨の向き・癒着の層・動きの硬さなど状況を慎重に見極める力が高く、この“把握の深さ”があるからこそ、最小限の手術で必要なところを確実に整えるプランが立てられます。

術中でも、

●癒着の剥離の丁寧さ

●薄い皮膚へのテンションを避ける操作

●必要な軟骨量を見極める感覚

●残すべき組織を守る判断

これらが非常に精密で、スタッフとして見ていても「この医師なら大丈夫」と感じられます。

修正手術は医師の知識と経験の差が最も出る分野。

私たちスタッフも胸を張っておすすめできる理由がここにあります。

【最後に】修正手術のクリニック、どうやって選ぶ?知っておいてほしいこと

 診察時の医師の分析力がすべての質を決める

今、鼻の中で何が起こっているのか

︎どの材料がどの位置でどう影響しているのか

どの部分を残すべきか、どこにリスクがあるか

最小限の負担で美しく改善できる方法は何か

これらを一つずつ、医学的な安全性・構造的な安定性・美的バランス の観点から精密に評価できる医師であることが望まれます。

 不必要に“全部やり直さない”ことが大切

特に修正では、前医で作られた土台を見極めながら「残せるものは残す」「作り直すなら負担は最小限に」という判断が、患者さまのお顔・お身体の負担やダウンタイム、安全性に直結します。

 高度修正を多く経験している形成外科専門医が担当することの安全性

当院院長の志藤医師は形成外科医として15年以上のキャリアを持ち

鼻再手術の経験が非常に多い

骨切り・軟骨操作・軟部組織の扱いに精通

など、高い経験値があります。

これらの経験値があるからこそ、“必要な部分だけを見極めて整える”精密な修正が可能です。

キミクリニックでは、一人ひとりに最適な修正手術を提案しています。

同じようなお悩みを抱えている方は、まずは一度ご相談ください。

一覧に戻る

ページトップへ