傷跡修正のゴールは「傷を完全になくす」ことではありません。
いかに目立たなくし、周囲の皮膚になじませるか が大切です。

Before(修正前)は…
・傷が直線的で光の反射で強調される
・一部が筋肉に引き込まれ、凹凸が目立つ
After(修正後)は…
・W形成による「分断効果」で傷跡がぼやけた状態
・真皮脂肪移植により下層の凹凸を整え、表面がなめらかに
このように、「ただ縫い直した」だけではない、
形成外科専門医ならではの繊細な工夫 を紹介していきます♪
患者さまは数年前にスキーで受傷した傷跡に対し、他院にてWまたはZ形成で修正を受けられました。
しかし、
・傷が以前より目立ってしまった
・皮膚が引き込まれたような部分があり、不自然さが残る
というお悩みで当院へご相談いただきました。
① W形成術
傷の分断効果(ぼやかし効果)
直線的な傷を細かく分け光の反射を散らすことで目立ちにくくする。
皮膚割線に沿ったデザイン
自然な皮膚のしわの流れに合わせることで、よりなじみやすい仕上がりに。

② 真皮脂肪移植
・傷跡の下の組織を広く剥離し、再癒着を予防
・自家組織を利用
左そけい部から 約5×1.5cmの真皮を筋膜をつけたまま採取
・クッション効果
採取した自家組織をオトガイ筋の表面に移植し、クッションの役割 を持たせる
・引き込みや凹凸を改善し、表面をなめらかに整える
この 「W形成+真皮脂肪移植」 の組み合わせは、
形成外科専門医の知識と技術があるからこそ可能なアプローチです。
手術だけでなく、術後のケアも大切です。
・テーピングによる固定
・紫外線からの保護
こうしたケアを丁寧に行うことで、
傷跡は時間とともにさらに自然に落ち着いていきます。
W形成術は、傷を「目立たなくする」ための代表的な方法です。
さらに真皮脂肪移植を組み合わせることで、凹凸や引き込みまで改善し、より自然な仕上がり が期待できます。
形成外科専門医による繊細なデザイン
機能解剖を理解した剥離と移植の技術
適切なアフターケア
これらが組み合わさることで、Before → After の印象に大きな差が生まれます。
「昔の傷跡を自然に目立たなくしたい」
「過去の修正で満足できなかった」
そんな方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

